ビジネスプロセス実行言語 (Business Process Execution Language)
ビジネスプロセスを記述し、Webサービスの統合プラットフォームで実行させるためのXMLベースの言語。ビジネスプロセス分析/モデリング・ツールを用いて構築されたプロセス・モデルを所定のフォーマットで貯蔵するために用いられる。
正式名はBusiness Process Execution Language for Web Service(BPEL4WS)。歴史的に、さまざまのプロバイダと業界団体による開発と標準化の努力が行われてきた。もっとも最近策定された仕様に対するWS-BPEL (Web Services Business Process Execution Language)という呼称も持つ。
BPEL4WSおよびWS-BEPLは、Webサービスによるアプリケーション統合を主眼に開発された実行言語であるため、判断、承認、エスカレーションなど、人間が介在するプロセスの詳細仕様を記述できない。この課題に対するソリューションとして、人間系の相互作用をモデル化する拡張標準 WS-BPEL Extension for People (BPEL4People), Version 1.0 等が提案されている(2007年6月現在)。